パニック障害⑤

こんにちは☺

本日は【パニック障害の原因について】お話していきます!

現在明らかではありませんが、パニック発作は自律神経を統御する脳幹部、予期不安は情動などをつかさどる扁桃体を中心とした大脳辺緑系、そして広場恐怖による逃避行動などには前頭葉がかんけいしているという仮説があります。これは脳幹部の何らかの活動異常によりパニック発作が出現し、その興奮により扁桃体が過剰に活動してしまうことで予期不安が生じ、さらにはその扁桃体の異常活動を本来は抑制する立場にある前頭葉の機能が障害されているために、「今体の中で命にかかわる大変なことが起こっているので、そのような状況を避けなさい」というような指令が出てしまうというものです。このようにパニック障害では本来生命を維持するために重要な「脳内アラーム機構」が障害されてしまっていると言われています。このほか、パニック障害の患者さんでは、炭酸ガスや乳酸、カフェインなどによりパニック発作が起こるので、体質的な異常も想定されています。また、患者さんの中にはパニック障害の発病前の数カ月ストレスのかかるエピソードを経験したものが多いという意見もあります。

 

本日はここまでとなります!

次回は【薬物療法】【精神療法】をお伝えさせて頂きます👍