運動不足がもたらす影響について②

こんにちは☺

前回は運動不足がもたらす悪影響について説明させて頂きました。

今回は「運動不足は死亡率に影響するか?」のお話をさせて頂きます。

運動不足による生活習慣病の発症リスクを調べました。それでは具体的に運動不足がどれほど死亡率に影響しているのかを見ていきたいと思います。

生活習慣病とは具体的には、耐糖能異常、脂質異常、高血圧、肥満、心筋梗塞、脳卒中などがあげられます。令和2年厚生労働副大臣の会見では、日本では運動不足による死亡者数は、喫煙、高血圧に次ぐ第3位でその数は年間約5万人であることが発表されています。

 

運動不足と死因

厚生労働省、令和2年人口動態統計によると、生活習慣病での死因別死因割合では、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患で全体の半数以上の55%を占めています。それぞれの死亡者数は悪性新生物で約37万人、心疾患で約20万人、脳血圧性疾患で約11万人と10万人を超えています。特に1位の悪性新生物は2位の心疾患の約1.9倍の死亡者数となっています。運動、喫煙、節酒、減塩、適正体重の5つの健康習慣の中で実践している習慣の数が多いほど、がんの発症リスクが低くなることがわかっており、運動不足ががんの発症リスクやがんによる死亡率を高くするひとつの要因となっています。

今回は「運動と死因」についてお話させて頂きました。

次回は身体活動量と死亡率の話を徹底的にしていきます。

お楽しみに(^^)/